日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会~Japanese Orthopaedic Society of Knee,Arthroscopy, and Sports Medicine~
2009年第1回の日本関節鏡、膝、スポーツ学会(JOSKAS)が札幌の地で、史野根生先生を会長として成功裏に開催されました。この学会は皆様ご承知のように、2009年4月に大阪にISAKOSを誘致することをきっかけに日本膝関節学会と日本関節鏡学会の学会が合体の方向で協議が重ねられ、いくつものハードルを越え創設された学会です。2つの学会は大変長い歴史を有している学会で、それぞれの役割を担ってきましたが、時代の要請でJOSKASとして再出発することが決まりました。この学会のメンバーの先生方を中心とした多大なご支援により、大阪で開催されたISAKOSは2000名を超える世界中の参加者の心に残る会になりました。
皆様ご承知の様に日本膝関節学会は、日本膝関節研究会(1975年発足)と東京膝関節学会(1980年発足)が発展的解消をすることを目的に2000年に統合し設立され、腰野富久先生が第1回の会長を務められました。日本膝関節研究会の会長は第1回から11回までは渡辺正毅先生が、12回から21回までは廣畑和志先生が務められています。1984年までは1年間に2回開催されていましたが、それ以降は年1回の会になりました。メンバー制のクローズな会で膝の専門家が最先端のトピックスを掘り下げて議論する大変緊張感のある会でありました。一方東京膝関節学会はオープンな学会で膝関節外科を目指す若い先生方の登竜門として大きな役割を担ってきました。
日本関節鏡学会は高木憲次先生、渡辺正毅先生を中心とする先生方の世界に誇る業績を背景に1975年に設立された学会です。その1年前の1974年に、渡辺正毅先生の下で関節鏡の技術を学ばれたR.W.Jackson、R.L.O'Connor、さらに.W.Casscells、J.Joyceを中心に国際関節鏡学会が創設され、渡辺正毅先生が初代会長に就任し、同時にFather of Arthroscopyの称号が贈られております。
JOSKASでは先生の偉大なご業績をたたえ、Masaki Watanabe Awardを創設し、関節鏡あるいは関節鏡視下手術で国際的に高く評価されている先生方に授与させていただくことにいたし、第1回の受賞者は、J.of Arthroscopyのeditor-in-chief Prof.Gary PoehlingとKSSTAのeditor-in-chiefでありましたProf.Ejner Erikssonでしたが、まさに第1回の受賞に相応しい国際的に御活躍の先生方でした。
学会誌を一部は原著での投稿も受け付けますが、基本的にはproceedingの形態に致しました。英文での原著はJOSKASのofficial journalであるSMARTT Journalに投稿していただきたいと存じます。
学会会則・諸規定もより充実し判りやすいものとするとともにホームページも刷新し、有用な情報を提供させていただきたいと思っています。
現在世界で活躍する多くの先生方を育てるとともに、諸先輩方の深い思いのある2学会を1学会にした事に関する是非は私達の今後のありようにかかっています。未来のある時点から振り返ったときにあの決断は間違いなかったと思えるような学会に皆でしていきたいと思っております。会員の先生方の積極的なご参加とご支援をお待ちいたしております。